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スウェーデン最高裁2019年7月11日判決(仮訳作成中)。

スウェーデン最高裁2019年7月11日判決。少しずつ翻訳中(若干意訳気味)。なお、""という記号は文の構造がわかりにくくなる部分に付加したもので原文には無い。

「最高裁判所
判決                             事件番号
2019年7月11日ストックホルムにて宣告された   B1200-19

関係者

上訴人
S-EB

代理人及び公共弁護人:弁護士JF

相手方
1.検事総長
私書箱 5553
114 85 ストックホルム

2.秘密 MGDD

3.秘密 MGD

2及び3は検事総長により代弁された

問題
強制性交等など

上訴された裁判
事件B1040-18及びB1167-18に関する北部ノールランド高等裁判所2019年2月5日判決

主文

最高裁判所は、事件B1167-18に関する高裁判決を、最高裁判所はS-EBをスウェーデン刑法6章1a条の過失強制性交等を理由に有罪とし制裁-これは児童に対する強制性交等及び性的虐待にも関連する-を2年3ヶ月の拘禁と決定する、というように変更する。

最高裁判所は、MGDDの個人の請求に関する審理許可を与える。損害賠償に関する請求は、民事事件として扱われるべきであるため、刑事事件から切り離される。

最高裁判所は、高等裁判所の秘密規制を是認する。

情報公開及び秘密法(2009:400)35章12条の秘密規定は、最高裁判所の非公開の審理で提示され、かつ、MGDD及び証人(秘密 E)の身元を明らかにする可能性のある情報に適用され続けるものとする。

JFは最高裁判所におけるS-EBの弁護に関する報酬-正しく計算すると-73834クローナを受け取ることができるものとする。総額のうち、22080クローナは手数料、26840クローナは時間の浪費、10147クローナは経費、14767クローナは付加価値税に関するものである。国がその費用を負担するものとする。

最高裁判所における主張など

S-EBは、最高裁判所は強制性交等の訴追及び被害者の損害賠償請求を棄却すべきであると主張している。S-EBはさらに、彼はいかなる場合でも高等裁判所が決定したものより軽い制裁が宣告されるべきであると主張している。

検事総長及び被害者は、高裁判決が変更されることに反対している。

最高裁判所は、第3段落から明らかになる審理許可を与えている。

判決理由

背景

高裁判決

1.高等裁判所は、上訴された判決に関して、2件の地裁判決を審理した。高等裁判所は、攻撃的な撮影及び重大な名誉毀損でS-EBに条件付判決及び日数罰金を宣告した(事件B1040-18)。その部分に関する高裁判決は上訴されていない。

2.高等裁判所はさらに、強制性交等、児童に対する強制性交等及び性的虐待でS-EBに有罪を宣告した。制裁は-スウェーデン刑法34章1条1項及び2条の適用により-3年3ヶ月の拘禁と決定された。S-EBはMGDDに損害を賠償する義務を負わされている(事件B1167-18)。

最高裁判所の審理許可

3.最高裁判所は、S-EBの上訴、それは事件B1167-18に関する高裁判決に関するものである、に基づき、強制性交等の責任の問題及び制裁の問題に関して審理許可を与えている。MGDDの私的な請求に関する審理許可の問題は休止を宣言されている。最高裁判所は本件についてその他の点に関する審理許可を与えていない。

訴追及び検事総長の訴追の調整

4.強制性交等に関する訴因は以下のとおりである。

S-EBは、性交及び侵害の深刻さを考慮して性交と同等である他の性的行為を自由意思で参加したわけではなかったMGDDと行った。その性的行為は、S-EBが自身の指をMGDDの性器に挿入したということから成っている。それは2018年10月17日にシェレフテオ市 [---]で起こった。-S-EBはその行為を故意に行った。

罰条:スウェーデン刑法6章1条1項1文及び3文1号。

検事総長は、最高裁判所において訴追を調整しており、二次的に以下を主張している。

S-EBは、訴追された行為を行った際、被害者MGDDが自由意思で参加したわけではなかったという状況についてひどく不注意であった。

罰条:スウェーデン刑法6章1a条。

最高裁判所における本件

5.最高裁判所は弁論を開き、高等裁判所と同じ証拠を得た。

6.高裁判決によると、S-EBは攻撃的な撮影及び重大な名誉毀損(事件B1040-18)並びに児童に対する強制性交等及び性的虐待(事件B1167-18)の罪を犯している。

最高裁判所における問題

7.最高裁判所における問題は、S-EBは強制性交等あるいは過失強制性交等の責任で有罪を宣告されるべきかどうか及びどのくらいの制裁が科されるべきかに関する問題に関するものである。

8.被害者及びS-EBの一致した供述により、以下のことが調べられている。彼らは互いにソーシャルメディア上でかなり長い間接触していた。彼らはあらゆることについて話をしており、特にS-EBはセックスしようと提案していた。被害者はS-EB、彼は彼女とは別の場所に住んでいた、に彼は彼女に会うこと及び彼女のアパートに泊まることができるということを書いた。彼らはそれより前に会ったことがなかった。被害者は彼に彼女はセックスすることを望んでいないということを書き、彼は"OK"もしくはそれに類するものを返信した。彼はそこに夜1時頃に着いた。彼女はドアが開いていること及びただ家に入ればよいということを少し前に書いていた。彼がそこに着いたとき、被害者は掛け布団の下でベッドに横たわっていた。彼女はパンティーを身に着けていた。彼は下着以外のすべてを脱いで、そのベッドで横になった。彼らはそれぞれ彼ら自身の掛け布団を持っていた。S-EBは同じ場所で被害者と寝て、彼らは翌朝別れた。

9.本件はその夜の間に何が起こったのかに関するものである。被害者とS-EBは基本的に以下を述べた。

10.被害者は、彼女はとても疲れていたということ及びS-EBがベッドに横になった後彼女は眠りに落ちたかもしれないということを述べている。彼が彼女の体に触れ始めたとき、彼女は反応した。彼は胸と性器に触れた。彼女は硬直し、どのように振る舞うべきかわからなかった。彼は自身の指を彼女の性器に入れ、その後彼女と膣性交をした。彼女は一連の出来事の間中、動かずに同じ姿勢-うつぶせで彼から顔を背けて-で横になっていた。ある時点で彼は彼女の向きを変えようとしたが、彼女は抵抗した。彼女は、彼女は参加することを望んでいるということをいかなる方法でも示していない。S-EBは射精した。彼が完了したとき、彼は彼女の隣に横たわった。彼女は電話で友人と話をし、何が起こったかを話した。その時、時刻は朝3時半頃だった。彼女のパンティーを外したのは彼女ではなかった。それが外されたときにそれがどのように起こったのか彼女はわからない。彼は家から遠かったので、彼女はS-EBを泊まらせた。彼がその出来事の後(一部未翻訳)連絡を取り起こったことについて彼女が何を思っているか尋ねたとき、彼女は強く反応しそして彼女がそれを厭ったということを彼は理解していなかったのではないかと思った。それが起こった後、彼女は気分が悪くなっている。

11.S-EBは、被害者はある時点で彼に向かって転がり彼の方を向いて横になったが、その時彼らの間に物理的なことは何も起こらなかったということを述べている。彼は彼女が起きていたかどうかわからなかったが彼は彼女がセックスすることを望んでいるように感じた。その後、彼女は彼に背を向けて横になるように回転した。しばらくしてから、彼は彼女の背中及び胸を触り始めた。彼は彼女がその時何を望んでいるかをあまり考えなかった。彼は自身の指を彼女の性器に挿入した。彼は拒絶されなかったので彼は続けた。彼がパンティーのあたりで彼女を撫でたとき、彼女の手はそこにあり彼がパンティーを外すのを手伝った。その後、彼らは膣性交をした。彼らは何も言わず被害者は完全に受動的だったが、彼は彼女は起こっていたことを厭わなかったと認識した。しかし、しばらくして、彼は気持ちよく感じなかったということ及び彼女はもしかすると望んでいないというように見えたということを認識した。(一部未翻訳)、彼はそのとき性交をやめた。彼は射精していない。その後は被害者は悲しそうには見えなかった。彼は後で彼女にメッセージを送り、彼女が昨日何を思ったかを尋ねた。彼は彼が行っていたことは不適切だったと知っていたので、彼は別のメッセージで謝罪した。

法的規制

2018年の性犯罪改革

12.性犯罪に関する現在問題となっている規定は、2018年7月1日に施行された法によって導入された。強制性交等の犯罪は、特に、処罰可能な行為に関する境界線が今日では性的活動への参加が自由意思によるものであるか否かに置かれているというような点で改正された。その者が強制性交等で有罪を宣告されることができるためには、加害者が暴力もしくは脅威を用いまたは被害者の特に脆弱な状況を利用したということはもはや必要ではない。さらに、一定の深刻な性犯罪に関する特別な過失責任が導入された。この法は2014年の性犯罪委員会からの提案に基づいている。(議案書2017/18:177及び調査委員会報告書2016:60を見よ。)

強制性交等

13.自由意思で参加しているわけではない人間と性交または侵害の深刻さを考慮して性交と同等である性的行為を行う者は、強制性交等で2年以上6年以下の拘禁を宣告される。参加が自由意思によるか否かの評価の際、言葉または行為または他の方法で自由意思が表現されていたかどうかが特に考慮されるものとする。以下の場合、人間は自由意思で参加しているとは決して考えられることはできない。

1.その参加が、暴行、その他の暴力もしくは犯罪行為の脅威、他人を犯罪で訴追もしくは告訴するという脅威または他人に関する有害な情報を提供するという脅威の結果である、

2.無意識、睡眠、深刻な恐怖、中毒もしくは他の薬物の影響、病気、身体の損傷、精神障害または他の状況によりその人間が特に脆弱な状況にあるということを加害者が不適切に利用する、または

3.その人間が加害者に依存しているということをひどく悪用することによって、加害者がその人間を参加する気にさせる。

その犯罪に関する状況を考慮して、その犯罪がそれほど重大ではないと考えられる場合、強制性交等で4年以下の拘禁を宣告される。(スウェーデン刑法6章1条を見よ。)

14.処罰可能な及び処罰できない行為の間の境界線は参加が自由意思によるものだったかどうかに置かれ、そして、その規定は各人の性的自己決定権及びその者が性的行為に参加することを望むかどうかを自分自身で選択する権利を反映することが意図されている。自身の意思に反して性的なアプローチを受けている人間はノーと言ったり他の方法で不本意であることを表現したりする責任を負わない。性的関係に自由意思で参加する人間も性的関係に関する自身の意思を示す必要はない。(議案書31頁以下を見よ)

15.自由意思の要件は人間の内的な態度ではなく実際の活動に焦点を当てており、立法準備資料には受動性は同意を表現することが可能ということが述べられている。これは、受動性は参加が自由意思によらないという表現だけでなく自由意思による参加の表現をも構成することができるということを意味する。参加が自由意思によるかどうかの評価の際、自由意思が言葉または行動または他の方法で表現されているかどうかは特に考慮されなければならない。後者の規則は、完全な受動性を性的行為に参加するという選択の表現として評価する余地は限られているという意味を含むと考えられなければならない。参加が自由意思によるものであったか否かの評価は、全体としての状況に基づかなければならない。

16.刑事事件において立証責任を負っているのは検察官であるということに基づき、参加が自由意思によるものではなかったことを証明するのは検察官の務めになる。これは、受動性の場合、受動性が、被害者が自身の同意を表現したということを意味していないということを検察官が示さなければならないということを意味する。

17.参加が自由意思によるものではないということが確認された後初めて、参加が自由意思によるものだったかに関して加害者が気づいていたまたは気付くべきであったものに関する問題が議題になる。性的関係に自由意思で参加するということを他者が選択したかどうかを確かめていないということは、他者が実際にそのような選択をしていた限り、参加が自由意思によるものだったかに関する問題にとって重要ではない。参加が自由意思によるものではない場合のみ過失責任は問題となり得る。(Petter Asp・Göran Nilsson『Brottsbalken 6 kap. En kommentar』(Lexino),2018年,p.25,また議案書34頁、と比較せよ。)

18.その規定の新しい文言は、どの性的行為が強制性交等の責任を生じさせうるかについて、いかなる変更も含まない。

過失強制性交等

19.1条で言及されている行為を行いかつ他者が自由意思で参加しているわけではないということについてひどく不注意な者は過失強制性交等として4年以下の拘禁に処される。行為が状況を考慮してそれほど深刻でない場合は責任を問われない。(スウェーデン刑法6章1a条を見よ)

20.過失強制性交等の刑事責任が問題となり得るためには、客観的に、自由意思で参加していたわけではない人間と性交または同等の性的行為を加害者が行ったという事実が必要である(16段落及び17段落を見よ)。その規定は、"明白に処罰に値するような行為"に適用されることが意図されている。主に、加害者が意識的に不注意である状況、換言すれば、他者が自由意思で参加しているわけではないがそれにもかかわらず性的行為を行っているということをその者が疑っている場合が意図されている。しかし、無意識的な不注意を重大と評価するいくらかの余地も存在する。参加することを被害者が選択していないということを加害者が疑っていないが疑うべきであった"より明白に非難に値する"場合は、刑事責任の対象となる。(議案書84頁以下と比較せよ)

21.故意または過失の要件に関しても、加害者に責任を負わせるものを証明しなければならないのは検察官である。故意の強制性交等の責任を宣告するためには、今問題となっている範囲では、"被害者が自由意思で参加しているわけではないということを加害者が理解していたこと"または"加害者が、被害者が自由意思で参加しているわけではないというおそれを認識し、かつ、それに加えて、被害者が自由意思で参加しているわけではないという状況に無関心であったこと"のいずれかが証明されていることが必要である。

22.したがって、故意には、他者が自由意思で参加しているわけではないがそれにもかかわらず行っているというおそれを加害者が認識しているという事実では十分ではない。これはただ意識的な過失のみを構成する。

23.故意のためにはさらに、被害者の参加が自由意思によるものではない-というおそれだけでなく-ということについて加害者が無関心であるということが要求される。関連する状況の存在(この場合は自由意思の欠如)は加害者がその行為をやめる適切な理由を構成しなかったということが確信されることができるということが要求される。言い換えれば、被害者が自由意思で参加したわけではないという認識は加害者がその行為を行うのを妨げなかったであろう。その評価にとって決定的なものは、行為時の加害者の実際の態度である。

24.無関心の故意のためには、特定の結果のおそれが、加害者の認識によれば、かなりのものであったということが一般的に要求される。通常、それは認識されたおそれが確率の物差しのかなり高くに位置しなければならないということを意味する。これらの出発点は、原則として、結果以外の犯罪の条件に関して無関心が存在していたかどうかが問題である場合にも適用されるべきである。(NJA 2016 s.763 第15段落及び第18段落を見よ。)(1文未翻訳)。しかし、現在問題となっているような事件では、非常に限られた手引きしかそのような実際の確率から得ることができない。

25.無関心の故意が存在していたかどうかの評価の際の重要な要素として判例で指摘されている他の要素もまた、今問題となっているような事件における何らかの適切な案内をたいていの場合のように与えることができるわけではない(NJA 2004 s.176 "証拠評価に関するガイドライン"という見出しの下の199頁以下及びNJA 2016 s.763 第23頁と比較せよ)。

26.被害者が自由意思で参加しているわけではないという状況について加害者が無関心で行動していたかどうかの審理は、個々の事件における実際の状況に基づいて行われなければならない。実際の一連の出来事の間の当事者の行為に関して明らかになっていることと同様に、その出来事に先行した行為及びその後に起ったことが重要になる。加害者の年齢、精神的成熟度及び精神的健康もまた評価にとって重要な状況になり得る(例えばNJA 2016 s .763を見よ)。証拠の審理は、加害者が行為時に関連する状況に関して何に気づいていたか及び彼がそれにどのように対処していたかに焦点を当てている。

27.刑事責任は、被害者が自由意思で参加しているわけではないという状況について加害者がひどく不注意であるときにも現実化されることができる(19段落を見よ)。過失は意識的または無意識的であることができる。意識的な過失は、無関心の故意の評価の最初の段階と同一である。他者が自由意思で参加したわけではないというおそれを加害者が疑いまたは認識しているということが必要である。加害者は、無関心、しかしおそれについてのみ、であり、その参加は-加害者が正反対のおそれを認識しているにもかかわらず-自由意思によるものであると信じて行動している。

28.無意識的な過失は、その状況が存在したということ、換言すれば被害者が自由意思で参加したわけではないということを加害者が理解していなかったが理解しているべきであったということを意味する。この場合、それが行われるべきであったにもかかわらず、加害者はそれがどのようであったかに関する情報を収集していなかったために非難される。

本件における評価

性的行為

29.S-EBは被害者と性交をしており彼女の性器に自身の指を挿入してもいる。これは強制性交等の規定によってカバーされる性的行為である。

被害者は自由意思で参加したわけではなかった

30.被害者は明確かつ首尾一貫した話をした。それはいくらかの不可解な部分を含んでいるが、それはいかなる明白な矛盾も含んでいない。特定の細部について不確実性があるが、出来事に関する彼女の供述は、主要な一連の出来事に関して信頼できると思われる。彼女の話は、彼女がその出来事のすぐ後に(一部未翻訳)2人の人間にそれについて話していたということについての証人尋問における証言によって間接的に支持されている(NJA 2017 s. 316 I 第11段落を見よ)。

31.調査から、"彼が彼女の家に来るときに彼女は彼とセックスすることを望んでいない"ということを彼女が書いたメッセージを彼女がS-EBに送っていたということも明らかになっている。人間はいつでも性的行為に参加するか参加しないかに関する自身の考えを変え得るということを考慮しても、そのメッセージはその出来事に関する彼女の話にある程度の支持を与えている。当事者はまた、一連の出来事の間彼女は基本的に受動的であり続けたということを一致して述べている。

32.検事総長及び被害者の証拠の評価は、他のものから切り離して見ると、被害者は自由意思で参加していたわけではなかったという状況に関して証拠要件が満たされているという結論を導く。次に、問題はS-EBの話がその評価に影響するかどうかである。

33.最初に、被害者及びS-EBが同じベッドで横になることに同意し、かつ、彼らは下着だけを着ていたという事実は、被害者もまた性的行為に自由意思で参加したということを意味しないということが確認されることができる。

34.彼は基本的に彼への質問に対してまとまりがなくかつ詳細が乏しい回答をしており、それは彼の話の評価をさらに難しくしている。彼は相いれないように思われうる供述をしており、例えば、彼は被害者が言ったことをいくつかの部分で認めていて、同時に、弁護人からの質問に対して、被害者の話と両立しない供述をしている。しかし、彼が彼の不利な点を伝える情報を隠そうとしているということを示唆するものは何も存在しない。上述したように、彼は被害者の供述、例えば、彼女は彼とセックスすることを望んでいないということに関する彼女からのメッセージを彼は被害者を訪ねる前に受け取っていたということ、を認めている。彼が意識的に虚偽の供述をしているということを示唆するものも何も存在しない。

35.S-EBは、被害者-それは彼に背を向けて横になっていた-は一連の出来事の初期段階で彼に向かって寝返りを打ち、しばらくの間彼の方を向いて横になってもいた、ということを述べている。S-EBはまた、被害者は、彼が彼女を撫で始めた後、彼女自身でパンティーを脱いだまたは彼らはそれを脱ぐのを少なくとも助けあった、ということも言っている。そのような行為は、通常、自由意思での参加の表現として見られることができる。彼がそのように感じたということを疑う理由はないが、彼の供述は解し難い。

36.結論として、この部分に関する彼の供述中に存在する欠点は、それは実際の状況に関する検事総長及び被害者の証拠から行われた評価に決定的な方法で影響を及ぼさないということをもたらす(32段落)。したがって、彼女がそれらの性的行為に自由意思で参加していたということなしにS-EBは性交を行いかつ被害者の性器に指を挿入したということは合理的な疑いを超えて証明されている。

37.それから、次の問題は、この状況―被害者は自由意思で参加していたわけではなかったということ―はS-EBの故意によってカバーされるかどうかまたは彼がこの点についてひどく不注意であったかどうかになる。

S-EBは被害者が自由意思で参加したわけではないということについて故意を有していなかった

38.被害者は彼といかなる性的関係を持つことも望んでいなかったということをS-EBが認識しまたは理解していたということは示されていない。しかし、彼女がセックスすることを望んでいないと述べた場所で彼らが会う前に被害者が送ったメッセージは、その夜彼女はおそらく性的関係に興味がなかったということを信じる理由を彼に与えていたに違いない。上記のものは、あらゆる人間はその者が性的行為に参加することを望むかどうかについていつでも考えを変えうるということを考慮しても当てはまる。したがって、調査から、彼は、彼がそのアパートに来たとき、彼女はいかなる性的行為にも参加することを望んでいないということがありうるということに気づいたということが示されている。

39.彼自身は、彼女はその性的行為に参加することを厭わなかったと彼は信じていた、と言っている。彼がそれを信じたという彼の説明は、特に、彼女は彼に向かって転がったということ及び彼はそれを彼女は性的関係に興味があるかもしれないというサインと解していたということ、それだけでなく、彼が彼女に触れたとき彼女は彼に続けることを許したということ及び彼はそれをまるで彼女がそのパンティーを脱ぐことを手伝ったかのように感じたということである。彼がその状況をどのように理解したかに関する彼の供述は、ある部分では一連の出来事に関する被害者の話と一致しないが、反証されていない。同時に彼は、彼女は受動的であったこと及び彼女が彼に振り向いたとき彼女が眠っているかどうかわからなかったということを述べている。彼の供述は、その状況はどのように理解されるべきであるかについて不確かな中で彼が行動したということ以外は支持しない。

40.さらにS-EBは、被害者がベッドで倒れた際、彼女はもはや参加することを望んでいないという印象を彼は受けたため、彼は性交を中止したということを供述している。この部分に関する一連の出来事に関する彼の供述は、被害者が供述しているものと部分的に矛盾するが、彼女の話は、彼が性交を中止した理由に関してS-EBが言っていることの誤りを明らかにすると考えられることはできない。

41.上記の点から、S-EBは最初の段階の後も被害者が自由意思で参加したわけではないというおそれに気づいていたということが証明されている。しかし、気持ちが良くないことに彼が気付いた時に彼は性交を中止したということに関する彼の供述を主に考慮すると、S-EBが行為時に故意のために必要とされる方法で被害者が自由意思で参加したわけではないということに無関心であったかどうかに疑いが残っている。したがって、故意の要件は満たされていない。

42.したがって、強制性交等の訴追は棄却されなければならない。

S-EBはひどく不注意であった

43.次に、S-EBは刑事責任のために必要とされる方法でひどく不注意であったかどうかが問題になる。前述したことから、被害者が性的行為に自由意思で参加したわけではないというおそれを彼が認識していたことは明らかである。彼がそれらを行っていたとき、この理解は存在し続けていた。したがって、彼は被害者が自由意思で参加したわけではないということについて意識的に不注意であった。

44.意識的な過失は通常は重大であると考えられる。この事件の場合、意識的な過失が重大であると評価されないいかなる例外的状況の問題でもない。それどころか、それは深刻な種類の意識的なリスクテイキングであった。

45.状況は、行為がそれほど深刻ではないというようなものではない。したがって、S-EBは過失強制性交等の責任で有罪を宣告されるべきである。

刑罰価値及び制裁

46.過失強制性交等の刑罰は4年以下の拘禁である。問題は、現在問題となっている犯罪がどのくらいの刑罰価値を有するかである。

47.出発点は、過失行為は対応する故意犯罪よりも低い刑罰価値を有するということであり、それは現在問題となっている犯罪の法定刑にも反映されている。刑罰価値の評価の際、加害者側の過失の程度とどのような性的行為の問題であるかの両方が考慮されるべきである。意識的な過失を含んでいる行為は、より低いレベルの過失でそれが行われた場合よりも通常はより刑罰に値する。(議案書85頁を見よ。)

48.過失強制性交等の法定刑は、犯罪の際の状況を考慮してそれほど重大でないと考えられる強制性交等の犯罪の法定刑と同一である。この文脈において、重過失行為の際の刑事責任からの除外が行為が状況を考慮してそれほど深刻でない事件について設けられているということが気づかれることができる。(1文未翻訳)。

49.S-EBは、彼が性的行為を行った際、意識的に不注意であった。彼は被害者と性交を行い、かつ、自身の指を彼女の性器に挿入してもいる。その刑罰価値は、その犯罪の刑の下限を明らかに上回っている。

50.S-EBが犯した過失強制性交等は、8ヶ月の拘禁に相当する刑罰価値を有する。

51.S-EBは児童に対する強制性交等及び性的虐待に関しても刑を宣告されなければならない。全犯罪の刑罰価値は2年4ヶ月の拘禁に相当する。

52.制裁の決定に際し、今問題となっているすべての行為は、彼が条件付判決及び日数罰金を宣告された地裁判決の前に行われているということもまた考慮されなければならない。(第1段落、高裁の事件B1040-18を見よ)。

53.今問題となっている犯罪の制裁は、スウェーデン刑法34章2条の適用により、制裁が全体として、全犯罪に対して宣告されたであろうものを超えないように決定されるべきである。制裁(高裁の事件B1167-18)は2年3ヶ月の拘禁と決定されるべきである。

損害賠償請求

54.その行為がどのように分類されるべきかの問題に関する結果を考慮して、被害者の私的な請求に関して審理許可が与えられるべきである。(1文未翻訳)。したがって、損害賠償の問題は切り離され民事事件として扱われるべきである。

判断に参加した:最高裁判所裁判官 Gudmund Toijer, Agneta Bäcklund
(主任裁判官), Ingemar Persson, Petter Asp 及び Stefan Reimer
報告者 最高裁判所調査官:Lina Nestor」

・以下、メモ。

・våldtäkt mot barn(児童に対する強制性交等)。スウェーデン刑法6章4条。
・sexuellt ofredande(性的虐待)。スウェーデン刑法6章10条。
・kränkande fotografering(攻撃的な撮影)。スウェーデン刑法4章6a条。
・grovt förtal(重大な名誉毀損)。スウェーデン刑法5章2条。
・åtalsjustering(訴追の調整)。åtal(訴追)+s+justering(調整)。意訳するなら訴因変更。
・gärningsbeskrivning(訴因)。構造的にはgärning(行為)+s+beskrivning(説明)。
・Petter Asp・Göran Nilsson『Brottsbalken 6 kap. En kommentar』。karnovgroupから出版されているコンメンタール。「Lexino」はおそらくシリーズ名のようなもの。タイトルは訳すと「スウェーデン刑法6章コンメンタール」。
・beviskrav(証拠要件)。証明の程度。刑事事件では合理的な疑いを超える(utom rimligt tvivel)証明。

雑記(メモ)→追記等(2019年4月14日)。

スウェーデンで7月1日に施行された性犯罪に関する規定の改正法の内容について、twitter上で主に弁護士その他の法律関係者の間で少し話題になっているのですが、外国法の内容については不正確な情報が出回りやすく、今回も不正確と思われる情報がいろいろと出回っているみたいですので、条文等についてリンクを張っておきます。

・改正法の内容については、SFS2018:618

・改正法の内容を反映させたスウェーデン刑法(brottsbalk)の条文については、http://rkrattsbaser.gov.se/sfst?bet=1962:700とかhttps://www.riksdagen.se/sv/dokument-lagar/dokument/svensk-forfattningssamling/brottsbalk-1962700_sfs-1962-700とか。

・性犯罪(sexualbrott)に関する規定はスウェーデン刑法6章。

・スウェーデン語が読めない人向けに、スウェーデン法務省による2018年10月5日時点でのスウェーデン刑法6章の非公式英訳

・ちゃんと訳してからでないとはっきりしたことは言えないんですが、twitter上では、①明白な同意のない性交は強姦として処罰するとする改正であるとか、②同意の立証責任は被告人側が負うとか、③過失犯処罰規定を新設したとか、そういった類のツイートがちらほらと見られるのですが、①は誤りと言える程度に不正確、②はそもそも立証すべき事実は何かという点からおかしいうえに根拠不明、③は誤りとまでは言い難いものの重要な事項について説明を付さなければ不正確です。

・強姦(våldtäkt。性交の他それと同等の性行為も含むので強制性交等と訳した方が多分良い)に関する規定は6章新1条。同条1項の条文は、

「Den som, med en person som inte deltar frivilligt, genomför ett samlag eller en annan sexuell handling som med hänsyn till kränkningens allvar är jämförlig med samlag, döms för våldtäkt till fängelse i lägst två år och högst sex år. Vid bedömningen av om ett deltagande är frivilligt eller inte ska det särskilt beaktas om frivillighet har kommit till uttryck genom ord eller handling eller på annat sätt. En person kan aldrig anses delta frivilligt om

1. deltagandet är en följd av misshandel, annat våld eller hot om brottslig gärning, hot om att åtala eller ange någon annan för brott eller hot om att lämna ett menligt meddelande om någon annan,

2. gärningsmannen otillbörligt utnyttjar att personen på grund av medvetslöshet, sömn, allvarlig rädsla, berusning eller annan drogpåverkan, sjukdom, kroppsskada, psykisk störning eller annars med hänsyn till omständigheterna befinner sig i en särskilt utsatt situation, eller

3. gärningsmannen förmår personen att delta genom att allvarligt missbruka att personen står i beroendeställning till gärningsmannen.」

・同項で用いられているのは「med en person som inte deltar frivilligt」(自由意思で参加していない人間と)という文言であり、「同意」という意味の語(samtycke、tillstånd、medgivande。なお、スウェーデン刑法では例えば7章2条のように同意という意味で前2者の語を用いることがある)は存在しない。したがって、6章新1条の内容について同意という語を用いて説明しようとするのはこの時点で既に不適当。

・議案書(proposition 2017/18:177。PDF版html版)にも、「Regeringen instämmer därför i kommitténs bedömning att det inte är lämpligt att använda begreppet samtycke som rekvisit i bestämmelserna om våldtäkt och sexuellt övergrepp.」(それゆえ政府は、強姦や性的虐待に関する規定における構成要件として同意という概念を用いることは適切でないという委員会の評価に同意する)という記述がある。

(まだちゃんと訳していませんが議案書をぱっと見た感じでは、同意という概念を用いると例えば性感染症に罹患しているかについて誤った情報が提供された場合などに同意は法的に有効かという問題が生じるというようなことが書いてあります。)

・構成要件として「med en person som inte deltar frivilligt」(自由意思で参加していない人間と)という語が使われている以上、立証すべき事実は、相手方の同意の有無ではなく、相手方が自由意思で参加していなかったかどうか。

・構成要件中の「med en person som inte deltar frivilligt」(自由意思で参加していない人間と)について、相手方である人間が自由意思で参加していなかったことについて検察側が立証責任を負うのか、相手方である人間が自由意思で参加していたことについて被告人側が立証責任を負うのかということに関する言及はSFS2018:618には見あたらない。

・スウェーデンが批准し、スウェーデンでは人権と基本的自由の保護に関する条約に関する法律1項により法律として扱われ、かつ、スウェーデンの基本法のうちの1つである統治法2章19条により少なくとも法律より優越する効力を有するものとされるヨーロッパ人権条約の6条2項及びそれに関するヨーロッパ人権裁判所1988年12月6日判決(第77段落)やヨーロッパ人権裁判所2001年3月20日判決(第15段落)によれば、刑事訴訟における立証責任は検察側にある。

・刑事事件における立証責任については、EUのDirective (EU) 2016/343 of the European Parliament and of the Council of 9 March 2016 on the strengthening of certain aspects of the presumption of innocence and of the right to be present at the trial in criminal proceedingsの6条などもあるわけですが、省略。

・参加が自由意思によるものであったか否かについては、基本的に6章1条1項中段及び同項後段各号により評価され、まず、1項後段各号のいずれかに該当する場合は自由意思での参加とは決して考えられることはできない(kan aldrig anses)。

・1項後段1号は参加が暴力や犯罪行為等の脅威の結果である場合、1項後段2号はその人間が薬物の影響や精神障害などのために特に脆弱な状況にあるということを加害者が不正に利用した場合、1項後段3号はその人間が加害者に依存しているのをひどく不適切に利用することによって加害者がその人間を参加させた場合。

・1項後段各号にいずれにも該当しない場合、1項中段「Vid bedömningen av om ett deltagande är frivilligt eller inte ska det särskilt beaktas om frivillighet har kommit till uttryck genom ord eller handling eller på annat sätt.」(参加が自由意思によるか否かの評価の際、言葉または行為または他の方法により自由意思が表現されていたかどうかが特に考慮されるものとする)の問題になる。

・議案書(proposition 2017/18:177。PDF版html版)には、「Utgångspunkten bör vara att den som deltar frivilligt i en sexuell handling ger uttryck för sin vilja att delta på något sätt och att avsaknaden av sådana uttryck normalt får förstås som att deltagandet inte är frivilligt.」という記述がある。

・上記部分を一応訳すと「出発点は、性的行為に自由意思で参加する者は何らかの方法で自身の参加するという意思を表現すること及びそのような表現の欠如は通常その参加は自由意思によるものではないと理解されてよい/されなければならないということであるべきである」(/部分はfårの訳し方による)。

・1項中段及び上記議案書の記述をあわせて読むと、参加の意思の表現がなかったという事実はそれだけでその者が自由意思で参加していなかったと評価し得るほどに強く考慮されるべきということになる(法定証拠法則に近い感じがする)。

・一方、議案書(proposition 2017/18:177。PDF版html版)の別の場所には、「En konsekvens av att inte uppställa ett krav på att frivilligheten ska ha kommunicerats är att även s.k. tyst samtycke kommer att godtas. Ett godtagande av tyst samtycke vid sexuellt umgänge riskerar enligt kommittén att understödja fördomen att det är tillåtet att genomföra en sexuell handling med någon som inte uttryckligen har sagt nej. Regeringen delar inte den uppfattningen. Också vid ett tyst samtycke föreligger ett faktiskt frivilligt deltagande i den sexuella samvaron, även om detta samtycke inte kommit till uttryck.」という記述も存在する。

・上記部分を訳すと「自由意思は伝えられなければならないという要件を設けないことの結果は、いわゆる静かな同意も認められるだろうということである。委員会によると、性的行為に関する静かな同意を認めることは、ノーとはっきり言っていない者と性的行為をすることは許されているという偏見を助長する危険性がある。政府はこの見解を共有していない。たとえこの同意が表現されていなかったとしても、静かな同意によっても性的行為への自由意思での参加は実際に存在する。」。

・1項後段の「kan aldrig anses」(決して考えられることはできない)という文言と1項中段の「ska det särskilt beaktas」(特に考慮されるものとする)という文言の違いや、上記議案書の記述のうち特に「Också vid ett tyst samtycke föreligger ett faktiskt frivilligt deltagande i den sexuella samvaron, även om detta samtycke inte kommit till uttryck.」(たとえこの同意が表現されていなかったとしても、静かな同意によっても性的行為への自由意思での参加は実際に存在する)という部分からすると、参加の意思の表現がなかった場合であっても自由意思で参加していたと評価できる場合があり得る。

・ところで、twitter上で見られる「明白な同意」という語はどういう意味のものとして使われているのでしょうかね?

・過失犯処罰規定とされているものは新設された6章1a条(性交または侵害の深刻さを考慮して性交と同等である他の性行為)及び6章新3条(それ以外の性行為)。ただし、それぞれの条文は

「Den som begår en gärning som avses i 1 § och är grovt oaktsam beträffande omständigheten att den andra personen inte deltar frivilligt, döms för oaktsam våldtäkt till fängelse i högst fyra år.」(6条1a条1項)

「Den som begår en gärning som avses i 2 § och är grovt oaktsam beträffande omständigheten att den andra personen inte deltar frivilligt, döms för oaktsamt sexuellt övergrepp till fängelse i högst fyra år.」(6章新3条1項)

であり、両方とも「grovt oaktsam」(ひどく不注意な)という語を用いており、また、

議案書(proposition 2017/18:177。PDF版html版)にも「Att det ska krävas grov oaktsamhet godtas av de flesta remissinstanser. Regeringen anser att detta är en rimlig avgränsning och att kriminaliseringen skulle bli alltför långtgående om även oaktsamhet av normalgraden, som några remissinstanser är inne på, skulle omfattas.」とあり、

大意は「重大な過失が要求されなければならないということは、意見照会に応じたほとんどの機関によって受け入れられている。政府は、これは合理的な境界であり、もし、一部の機関が言うように、通常の程度の過失も含まれるものとするならば、犯罪化はあまりにも広範になるだろうと考える。」という感じで、明らかに通常レベルの過失ではなく重大な過失が要件とされているので、単に過失犯処罰規定が新設されたと説明するだけにとどまり重大な過失が要件となっていることを説明しないのは明らかに不十分であり不適切。

・ついでに言うと、6章1a条についても6章3条についてもそれぞれの2項「Om gärningen med hänsyn till omständigheterna är mindre allvarlig, ska det inte dömas till ansvar.」により、その行為がその状況を考慮して深刻というほどではない(mindre allvarlig)場合は責任を問われない。

・とりあえず、こんなところで。

メモを兼ねて雑記(詰将棋)。

ネタバレというほどのことは書いていませんが、アニメ「3月のライオン」6話を未視聴の場合は視聴してからの方が良いと思います。また、内容は基本的に詰将棋に関するやや専門的なことだけです。

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「碧志摩メグ」論争に関するメモ(第1部→追加1)。

「碧志摩メグ」というキャラクターに関して論争(及び論争とは言えない暴言&非論理的主張のぶつけ合い)が起こっているみたいで、こういうのについて語るときはまず事実関係を確認することが大事だと思うので、新聞記事等から基本的な事実関係を整理。個人的な考え等については第2部で。
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・遅くとも2014年11月1日:現在「碧志摩メグ」と呼ばれているキャラクターが制作され、志摩市が公認(http://www.city.shima.mie.jp/topics/docs/a3_yoko_maribon_2014_shima.2p.pdfhttp://www.asahi.com/articles/ASGBZ513TGBZONFB00W.html)。志摩市の税金は1円も使われていない(http://wpb.shueisha.co.jp/2015/08/27/52642/2/http://www.isenp.co.jp/news/20150909/news07.htm)。キャラクターの設定は、「海女」という表記から女性で年齢は17歳(http://ama-megu.com/aoshima-megu/)。

・2014年12月9日:公募を経てキャラクターの名称が「碧志摩メグ」に決定(http://www.asahi.com/articles/ASGD9578NGD9ONFB017.html)。

・2015年4月:39歳主婦のU氏らが市に対して公認撤回を求める意見書を提出し、市は容認せず(http://www.isenp.co.jp/news/20150814/news06.htm)。

・2015年6月下旬:U氏とその母親である65才現役海女が6月下旬から署名活動(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.htmlhttp://www.isenp.co.jp/news/20150814/news06.htmhttp://www.sankei.com/west/news/150813/wst1508130084-n1.html)。

・2015年8月13日:「公認撤回&市内に掲示しているポスター等の撤去&碧志摩メグを使ったイベント等の企画停止」を求める309人分の署名をU氏が市長及び市議会議長に提出(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.htmlhttp://www.isenp.co.jp/news/20150814/news06.htmhttp://mainichi.jp/select/news/20150814k0000e040234000c.htmlhttp://www.sankei.com/west/news/150813/wst1508130084-n1.html)。

署名者309人のうち、U氏によると現役海女は97人(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.htmlhttp://mainichi.jp/select/news/20150814k0000e040234000c.htmlhttp://wpb.shueisha.co.jp/2015/08/27/52642/)。現役・元海女は211人、市民98人(http://mainichi.jp/select/news/20150814k0000e040234000c.html)。

志摩市で就業している海女の数は昨秋時点で256人(http://mainichi.jp/select/news/20150814k0000e040234000c.html)、時期不明のデータで約250人(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.html)。志摩市の人口は2015年7月31日時点で5万3289人(https://www.city.shima.mie.jp/jinko/)。

署名において公認撤回等を求める理由として挙げられているのは、報道されている限りでは、①「女性を蔑視した性的な描写」(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.html)、②「性的な部分を過剰に強調していて不快」(http://www.sankei.com/west/news/150813/wst1508130084-n1.html)。

(注:公認撤回等を求める署名に記載されている理由付けのうち報道されていないものが存在する可能性も当然ある。また、U氏その他特定の人物の主張として報道されているもの、例えば「児童ポルノ法に抵触しかねない」(http://wpb.shueisha.co.jp/2015/08/27/52642/。ニュアンスは少し違うような気もするけれどhttp://www.japantimes.co.jp/news/2015/08/11/national/ama-divers-denounce-obscene-city-mascot-demand-withdrawal)といった主張と公認撤回等を求める署名に記載されている理由付けが同一であるとは限らないため、特定の人物の主張として報道されているものは署名において公認撤回等を求める理由とは扱わない。

なお、日本では「児童ポルノ」という語は児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律2条3項で定義されているところ、そこでは「児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの」ということが1つの要件とされており、ここの「児童」については同法2条1項により「十八歳に満たない者」を言い、この「者」は実在の者と解釈されているので、非実在のキャラクターについてはどれだけ性的に描写しようとも児童ポルノには該当しない。)

・2015年8月25日:「明日少女隊」という団体が公認撤回を求める6938人分の署名を市長と同市観光戦略室あてに提出(http://www.isenp.co.jp/news/20150826/news06.htm)。

・2015年8月26日:市長が、公認は撤回しないがデザインの変更を検討する考えを示す(http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150827/CK2015082702000004.html)。市観光戦略室が、公認は撤回しないがデザイン等に配慮していくとし、また、市庁舎1階のパネルについては撤去する意向を示す(http://www.isenp.co.jp/news/20150826/news06.htm)。

・2015年8月30日:「コンテンツ観光と地域コンセンサスを考える学生有志の会」が、公認の是非は別として論争において「萌えキャラ」文化や「オタク」への差別的言説の流布と偏見の助長がないよう冷静な議論を求める署名活動を開始。

・2015年9月7日:デザイン変更のための一時的な処置として、市庁舎からパネルとポスターが撤去される(http://www.isenp.co.jp/news/20150909/news07.htm)。

雑記(BS11予想)。

http://twitter.com/#!/BS11_Anime/status/167574800598974464によると、BS11の4月期深夜アニメ枠は少なくとも10枠。「ぬらりひょんの孫2期」のように本放送&リピート放送で2枠使うことがあるので枠数=本数ではないけれど、2枠使った例はほとんどないのでとりあえず枠数=本数とみて良いと思う。

・現時点で来期のBS11深夜枠で放送確定or放送予定と思われるアニメは「モーレツ宇宙海賊」「ZETMAN」「黒子のバスケ」「氷菓」「アクセル・ワールド」の計5本。残り少なくとも5枠。

・BS11で放送されないことが確定したと見て良いのは、BS-TBS「あっちこっち」「さんかれあ」「夏色キセキ」、ノイタミナ「坂道のアポロン」「つり球」、テレ東「這いよれ!ニャル子さん」「めだかボックス」「戦国コレクション」、多分テレ東「咲2期」「君と僕2期」、放送局発表済み&他表記なし「緋色の欠片」。

・4月期新作アニメのうちBS11で放送される可能性が残っているのは「Fate/Zero2期」「謎の彼女X」「クイブレ3期」「黄昏乙女×アムネジア」「シャイニング・ハーツ」「エウレカセブンAO」「これゾン2期」「うぽって」「AKB0048」「しろくまカフェ」の10本。旧作が来る可能性は「Another」以外は予測しようがないので「Another」のみ考慮で計11本。

・「Fate/Zero2期」はBS放送に比較的積極的なアニプレ&分割2期で1期がBS11でも放送されていることから当確レベル。
・「謎の彼女X」はBS放送に積極的なスタチャ&「パパのいうことを聞きなさい」の枠が空くことから可能性高。
・「クイブレ3期」は1月期からBS放送に積極的になったと見られるMF&地上波放送範囲が狭いことが予想されることからそれなりに可能性あり。1期2期はBS放送されていないけどMFは4期から「ゼロの使い魔」を放送しているのでマイナス要素としては気にならないレベル。
・「黄昏乙女×アムネジア」は1月期からBS放送に積極的になったと見られるMF&BS放送を利用するようになったスクエニなので可能性あり。
・「シャイニング・ハーツ」は今のところ関東がMXオンリーでMXオンリーのときはBS11に回ってくる割合がやや高いのでやや可能性あり。
・「エウレカセブンAO」はパチンコ関連なら大都市圏地上波だけではないことがあるので可能性一応あり。MBS製作だけど木深2部ならBS-TBSではなくBS11に回ってきたことがあるので絶対ないとは言えない。1期が系列全局ネット&後でBS11というのは特にプラス要素にはならない。バンダイビジュアル関与と見られる「黒子のバスケ」がBS11にも回ってきたとはいえ新作深夜アニメをBSに回さないのが基本のバンダイビジュアルなのが大きなマイナス要素。
・「うぽって」はBS放送に極めて消極的になった角川書店なのでほとんど可能性なし。「氷菓」がBS11でも放送されるけど京アニ補正と思われるためプラス要素としては考慮できないレベル。
・「Another」も同様。旧作という点もマイナス要素。
・「これゾン2期」もBS放送に極めて消極的になった角川書店&1期がBS放送されていない&AT-X製作関与でAT-Xが2期放送直前に1期一挙再放送をするなど力を入れている感じからするとBS11には渡したくないと思っていると思うので可能性はないに等しい。
・「AKB0048」はキングレコード(非スタチャ)が関与するはず&キングレコード(非スタチャ)はBS放送に極めて消極的なので可能性はないに等しい。
・「しろくまカフェ」は30分なのかどうか微妙&BS11は非30分アニメは15分×2枠のような形でないと編成上組みにくそうなので多分ない。

・個人的予想としては上6作のうちから5作。現実は・・・・

・追記。「エウレカセブンAO」はBS-TBSに行ったので可能性消滅。
・追記2。「これゾン2期」がBS11に回って来る模様。正直まだ信じられない。
・追記3。「ヨルムンガンド」がBS11に回ってくること確定。残り少なくとも4枠。
・2月19日付け雑記を移記。http://twitter.com/#!/BS11_Anime/status/170860905784020992によると来期のBS11深夜アニメ枠は少なくとも13枠。
・追記4。「これゾン2期」がBS11に回ってくること確定。残り少なくとも6枠。
・追記5。「謎の彼女X」がBS11に回ってくること確定。残り少なくとも5枠。
・追記6。「境界線上のホライゾン1期」が遅れてBS11でも放送されること確定。残り少なくとも4枠。
・追記7。「Another」と「クイブレ3期」がBS11で放送されること確定。残り少なくとも2枠。
・追記8。「Fate/Zero2期」がBS11に回ってくること確定。残り少なくとも1枠。

2011年10月期BS11予想。

10月期BS11ANIME+枠予想。現時点では「WORKING2期」「Fate/Zero」が確定、「輪るピングドラム」「ぬらりひょんの孫2期」が継続で、残りは4枠。

(1)金曜23:00枠は現在はMMV主導の「猫神やおよろず」で、地上波では複数社提供で少なくとも一部の局では提供読み無しという情報があるけど、BS11では1社提供で提供読み有り。しかも「猫神やおよろず」はAT-X製作関与作品。このあたりの事情からすると、MMVはBSを利用してみようという意思はそれなりに持っている感じで、このまま継続してBSを利用する可能性は一応あり。

ただ、MMV系新作の「人類は衰退しました」はアニメ化企画進行中のままで特に情報もないことからして10月期ではなさそうなので除外。旧作はある程度古いものは2期等でも決まらない限り放送する理由が乏しいので除外。比較的新しい「星空へ架かる橋」「俺たちに翼はない」はBD・DVDの売上があまり良くないみたいなので可能性低(単にBD・DVDの売上が悪いだけでなく評判も悪ければBSに回すことがあるというアニメ業界の不思議な悪癖があるものの、両作ともそこまで評判は悪くないと思う)。なので、MMVが継続する可能性は低そう。

MMVが継続しなければ、その前に「Rio~(本放送・再放送)」を放送していたポニキャに話が行きそうだけど、ポニキャはもともとBS放送にそれほど積極的ではないことや「猫神やおよろず」では製作関与なのにBS11ではスポンサーにはなっていないこと等からするとポニキャが10月期にBS11でアニメを放送する可能性はただでさえ相当低い。そのうえ、既に放送局が発表されている「ベントー」では放送局として挙げられておらず(「他」についてはネット配信の可能性高)、「真剣で私に恋しなさい」はAT-X製作関与のような感じなので、両作ともBS11に回ってくる可能性は極めて低い。

ポニキャが利用しなければ、「Rio~」の前に「ドラゴネット(非アニメ)」を放送していたスタチャに話が行きそうで、スタチャはBS放送に比較的積極的なこと、かつてBS11で1枠は非アニメとはいえ同時期に計2枠取った前例があること、番組改編期や休止の際の穴埋め番組として「ネギまOVA」等を回してくれたりしていることからするとスタチャが利用する可能性は一応有り。10月期スタチャ系新作アニメは「C3」があり、BSで放送されないだろうという消極的事情も今のところは特にないので(ただしBS11で放送されるだろうという積極的事情も特にない)、可能性は一応あり。旧作は「俗さよなら絶望先生(2期)」の前の総集編放送と映画上映の頃の「蒼穹のファフナー(ダイジェスト版)」しか実績がないので続編等がない限り除外。「蒼穹のファフナー」は最近少し動きがあるみたいだけど、映画の頃に(タイミングを外した時期に)ダイジェスト版を放送しただけであることや2クールであることを考えると可能性は無さそう。

スタチャが利用しなければ、他の製作会社が利用するとも思えないので、アニプレ系新作アニメ2作のうちいずれか一方が入るか、現在は水曜深夜に放送している「ぬらりひょんの孫2期(リピート放送)」が移動して来るかも。

結論としては、「C3」10%→「ぬらりひょんの孫2期(リピート)」枠移動→アニプレ系2作のうちどちらか→「星空へ架かる橋」or「俺たちに翼はない」1%→その他。

(2)金曜24:00枠は現在は角川系の「ツインエンジェル」。「マケン姫」の記事である程度書いたけど、代理店の関係等から「ツインエンジェル」の後番組は「マケン姫」である可能性高。ただし、BS11にも来るかどうかは別問題で、これには創通枠の動向(特にBS日テレの有無)の影響も受けるはずだけど、10月期に創通枠に入りそうな作品は「生徒会の一存(新アニメ)」しかなく、これがいまだに新アニメ化決定とあるだけでそれ以上の情報が出ていないことやサンテレビが現在「R-15」を放送している枠が「ラストエグザイル2期」で埋まったこと等からすると、少なくとも10月期ではなさそうなので入らないと仮定。そうすると、最近の角川書店はBS放送に消極的になりつつあるものの、これまで旧アニスピ枠→創通枠やBS11角川枠で毎クール1本程度はUHFアニメをBS放送してきたという実績も考慮すると、地方との一応の接点としてBS11でも「マケン姫」を放送する可能性は一応あり。

「マケン姫」の担当が今本Pである可能性がかなりあることも「マケン姫」がBS11で放送されるかもしれないと思わせる1事情。角川書店アニメ部の主要プロデューサー(伊藤P・小林P・蜂屋P・今本P。最近は五味Pも見かけるのであわせて5人)が10月期角川主導深夜アニメのうちどれを担当するかという方向から見ると、角川書店は同一作品のアニメは同一プロデューサーが担当するのが通常なので伊藤Pは「未来日記」、小林Pは「世界一初恋2」である可能性が高く、蜂屋Pはこのツイートから見て担当なしと思われ、そこから「マケン姫」は今本Pか五味P。五味Pは「シュタゲ」「ツインエンジェル」のような原作が角川系でないアニメを担当することが多く、今本Pは富士見作品である「生徒会の一存」等を担当した実績があり、「マケン姫」は富士見作品なので今本Pの可能性の方が高い。

また、http://www.famitsu.com/news/201108/12048386.htmlによると「マケン姫」の音楽制作は日本コロムビアのようで、角川主導深夜アニメで音楽制作が日本コロムビアというと今本P担当の「ストライクウィッチーズ1期2期」、蜂屋P担当の「そらのおとしもの1期2期」、小林P担当の「GOSICK」「ダンタリアンの書架」で、前述のように10月期は小林Pは「世界一初恋2」、蜂屋Pは担当なしと思われるので、この点からも「マケン姫」は今本P担当である可能性がそれなりに有り。

で、今本Pと言えば創通枠(クオラス枠「シャングリラ」及びテレ東系クオラス枠「FA」以外はすべて創通枠(旧アニスピ枠含む))、創通枠と言えば今本P(4大都市圏+BS日テレという型が定まった「生徒会の一存」以降は蜂屋P担当の「おまもりひまり」以外すべて今本P。旧アニスピ枠も5作中「ご愁傷さま二ノ宮くん」「ストライクウィッチーズ1期」の2作が今本P)という状況による部分が大きいけど、今本P担当の角川主導深夜アニメはなぜかBS放送率がかなり高い(テレ東系クオラス枠の「FA」とBS日テレで放送中止になった「R-15」以外すべてBS放送あり)。

(もし実際に今本P担当なら、これまで創通枠を担当することがほとんどだった今本Pが創通枠を捨てて増設された代理店が角川メディアハウスの枠の担当に移った(「シャングリラ」の時は蜂屋Pが創通枠を担当、「FA」の時は今本Pが創通枠も担当)ということなので、創通枠は単なる一時的休止ではなく廃枠という可能性が現実味を帯びる。)

「マケン姫」が来なかった場合、別の10月期角川主導深夜アニメは「世界一初恋2」は1期がBS放送されていないので除外。多分U局系クオラス枠の「未来日記」についてはBS11角川枠は一時期U局系クオラス枠の遅れ放送枠となっていたことがあるものの、あくまで遅れ放送枠だったうえそれすら「裏僕」をもって終了したので可能性は極めて低い。BS11角川枠で旧作を放送した実績はあるので旧作の可能性はあるけど、旧作がBS放送されたのは「フルメタルパニック1期2期3期」「喰霊-零-」などBD等発売の宣伝目的というパターンと「ご愁傷さま二ノ宮くん」「生徒会の一存」のような目的がはっきりしないパターン。前者はともかく、後者は予想しづらくはっきり言って予測不能。

前者については特に情報がないので考慮せず、後者については「ご愁傷さま二ノ宮くん」「生徒会の一存」の共通項を敢えて探すと両方とも今本P担当で旧アニスピ枠又は創通枠で放送された作品なのでそれに限定し、目的がはっきりしないように見えても選択した理由が全くないとはさすがに考えにくいので、その中で現在BS放送する理由が一応ある作品を探すと劇場版製作が決まっている「ストライクウィッチーズ1期2期」と新アニメ化が決定している「生徒会の一存」とBS日テレ&TVQで放送中止になった「R-15」くらい。角川書店のBS無しでヒットしたアニメをBSに回さない原則との関連で「ストライクウィッチーズ1期2期」は「生徒会の一存」等より可能性は低い。「R-15」については放送中止になったのがBS日テレだけなら角川書店は代替局で放送しようなどとは思わないはずだけど、TVQも放送中止になったのでその代替として放送という可能性は一応残る。ただ、「ツインエンジェル」ではTVQだけ角川書店の提供表示がなかったりCM本数が少なかったりしたことがあったという書き込み(信用性不明)も見たことがあり、本当なら角川書店にとって福岡佐賀の重要性は落ちてきたということなので、可能性は低い。

角川書店が利用しないなら角川書店と一応繋がりがある「Fate/Zero」に枠を譲るという可能性はあり。角川書店とアニプレが利用しないなら、次に話が行きそうなのは「ヘタリア」「うみねこのなく頃に」を放送したことがあるフロンティアワークスだと思うけど、10月期FW系新作アニメの「ましろ色シンフォニー」はMF関与で、FW主導MF関与の新作アニメについてはFWはMFの放送枠を利用しているし(「プリンセスラバー」「シュタゲ」)、既にチバテレビ他と発表されていて今回も同様と思わせるので「ましろ色シンフォニー」は除外。旧作についてはある程度以上ヒットしたアニメはBSに回さないというアニメ業界の悪癖を考えると「シュタゲ」は除外。「Starry☆Sky」は放送されないだろうという消極的事情が特にない(積極的事情も特にない)ので一応可能性有り。

結論としては、「マケン姫」25%→「生徒会の一存」再放送10%→「R-15」2%→「Fate/Zero」に枠譲渡1%→「ストライクウィッチーズ1期2期」0.1%→「Starry☆Sky」→その他。

(3)金曜24:30枠&土曜23:00枠&土曜24:30枠は現在すべてバンダイビジュアル枠なので一括して予想。10月期バンダイビジュアル系新作アニメは「境界線上のホライゾン」があるもののAMW絡みなので南関東・京阪神・愛知は地上波でカバーすることが確実で、現在BS11で放送されている「TIGER&BUNNY」ではなくBS放送されていない「セイクリッドセブン」の放送局に近くなることが予測できるのでBS11に回ってくるかかなり微妙。旧作は「セイクリッドセブン」についてはhttp://twitter.com/#!/Sacred_7/status/79187549377150976によるとBS放送予定無しなので、予定が変わる可能性は無いとは言えないけど可能性は極めて低い。

最近のバンダイビジュアルはBD-BOXや新ゲームの発売・劇場版展開等にあわせてBS11にアニメを回すことが多いので、そこから考えると、10月から12月までにBD-BOX発売が控えている「スクライド」「THEビッグオー」あたりは可能性一応あり。ゲームでは「魔法少女まどかマギカポータブル」の発売が控えているけど、「魔法少女まどかマギカ」はバンダイ系ではなくアニプレ系だし、旧10局枠で放送されたアニプレ系深夜アニメはBS11に回ってきた実績がまったくないし、ゲームの発売も2012年3月なのでタイミングが少し合わない等、放送されないだろうという消極的事情が多いので除外。劇場版展開では2012年1月に「ドットハック」公開が控えているので「.hack」シリーズは可能性一応あり(OVAでは1クールもたせるのは難しいし、「.hack//SIGN」はBS11で放送済みなので「.hack//Roots」を一応挙げる)。

結論としては、「境界線上のホライゾン」10%→「スクライド」or「THEビッグオー」2%→「.hack//Roots」1%あたりから2~3本。(いつも予想はあまり当たらないけど今回は特に当たりそうにない。)

2011年4月期都道府県別新作深夜アニメ放送本数(暫定)。

(1)計算ルール。

・徳島県内の多くのCATVでテレビ大阪&サンテレビが再送信されるようになったため「徳島県はMBS、関西テレビ、朝日放送、テレビ大阪、サンテレビが視聴できるものとみなす」と変更する以外は2010年7月期と同じ。2011年1月期の計算対象は25本(地上波あり24本+BSのみ1本)。
・なお、「30歳の保健体育」は25分未満のため算定対象外。「アザゼルさん+変ゼミ」はあわせて1本扱い。「もしドラ」は2011年1月期扱いのため除外。

(2)地上波のみ版。

24本 東京・神奈川東部・埼玉東部・千葉西部
23本 大阪・兵庫南東部
22本 千葉東部・茨城南部・兵庫南西部
21本 埼玉西部・群馬南部
20本 兵庫北部・愛知・岐阜南部・三重北中部・徳島
18本 神奈川西部・京都南部
15本 京都北部・滋賀南部
13本 群馬北部
12本 栃木・滋賀北部・奈良・和歌山・岐阜北部・三重南部
11本 茨城北部
9本  山梨・佐賀南部
8本  福岡・佐賀北部
4本  西北海道
3本  岡山香川
2本  石川・富山
1本  東北海道・宮城・広島・福井・山形・熊本・鹿児島
0本  5大都市圏+岡山香川+北陸3県+宮城+広島+山形+熊本+鹿児島以外の16県

(3)地上波+BS版。

25本 東京・神奈川東部・埼玉東部・千葉・茨城南部
24本 埼玉西部・群馬南部・大阪・兵庫南東部
23本 兵庫南西部・愛知・岐阜南部・三重北中部
21本 神奈川西部・兵庫北部・徳島
20本 京都南部
17本 群馬北部・京都北部・滋賀南部・佐賀南部
16本 栃木・茨城北部・福岡・佐賀北部
14本 山梨・滋賀北部・奈良・和歌山・岐阜北部・三重南部
13本 西北海道
12本 岡山香川
11本 石川・富山
10本 東北海道・宮城・広島・福井・熊本
9本  5大都市圏+岡山香川+北陸3県+宮城+広島+熊本以外の18県

・深夜アニメを高画質で視聴したいので引っ越したいという場合の参考に。といっても、大学進学か就職の時ぐらいしか引っ越しの機会はないですが。

(4)主要製作会社別アニメ放送局一覧(地上波&BS限定)。

・この頃、各アニメ製作会社が各地域をどの程度重視しているかを判断するための一資料。ついでに、7月予定のアナログ停波+来年予定のMXのスカイツリー移行&ch変更等を控え放送局選択に何か変化がありそうか予測するための資料。
・基本的にNHK以外で放送される15分以上の2011年4月新作アニメについて記載。参考として2011年1月期新作アニメのうち2011年4月期に継続のアニメも記載。
・主導は「主」、製作関与は「関」、旧作は「旧」、旧作再放送(同一局で放送されたことはないものの今回放送する局のエリアの大部分が過去に放送した局のエリアと重複する場合を含む)は「再」、2011年1月期からの継続は「継」。
・主導または関与の判断は、深夜アニメで製作委員会の内訳が表示されるものは筆頭に表示される製作会社を主導、それ以外を関与。深夜アニメで製作委員会の内訳が表示されないもの及び全日帯アニメについてはDVDの発売元を主導、それ以外を関与。
・MX+tvk+チバ+テレ玉=「南4」と略記。
・ノースポンサーと思われるものは黄緑色。BSなど確認できるもの以外は過去の実績等から推測したものなので間違っている可能性があります。

①ソニー・アニプレ系

・青の祓魔師(主):MBS・TBS系列全局
・銀魂2期(主):テレ東系6局、BBC
・DOGDAYS(主):南4、群馬、とちぎ、MBS、CBC、BS11
・Aチャンネル(主):TBS、MBS、CBC
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない(主):フジ、関テレ、東海テレビ、BSフジ
・「C」(関):フジ、関テレ、東海テレビ、さくらんぼテレビBSフジ
・続夏目友人帳(主再):テレ東
・かんなぎ(主再):MX、群馬、とちぎ
・鋼の錬金術師FA(主再):MX
・るろうに剣心セレクション(主再):MX
・戦場のヴァルキュリア(主再継):MX

・キー局系は変動なし。
・新作UHFアニメは今期変動あり。これまでは関東はMXオンリーか南4だったのが今期は6局。中京は関東がMXオンリーの場合は広域局、南4の場合はテレビ愛知が多かったのが今回はMXオンリーでないのに今期は広域局。力を入れている感じのUHFアニメは福岡佐賀や西北海道まで回ることが多かったけれど今期は放送なし。
・旧作アニメも今期変動あり。MXやテレ東で多くのアニメを再放送するのはいつものことだけど、今期は群馬&とちぎでも1本実質再放送。

②角川書店・富士見書房

・デッドマンワンダーランド(主):南4、サン、三重岐阜、TVQ、BS日テレ
・日常(主):南4、群馬、サン、KBS、テレビ愛知、TVQ、TVh、テレビせとうち、テレビ新広島、東北放送、北陸放送、福井放送、チューリップテレビ
・世界一初恋(主):南4、サン、KBS、三重岐阜、TVQ
・シュタインズゲート(主):南4、サン、テレビ愛知
・アスタロッテのおもちゃ(関):南4、サン、KBS、テレビ愛知
・GOSICK(主継):テレ東系6局
・ケロロ軍曹アンコール(主再):テレ東系6局
・そらのおとしもの1期(主旧):とちぎ

・創通枠&角川メディアハウス枠は変動なし。両枠とも2010年10月期以降、三重岐阜送りがほとんどで、他の製作会社ではMMVが稀にするくらいなのでかなり異様。
・京アニ制作UHFアニメは地上波放送範囲がやや広がることがあるのもいつも通り。その際、各地方局の視聴可能エリア人口やスピルオーバー等を考慮したエリア人口以外の要素もかなり加味して放送局が選択されている感じなのもいつも通り。
・角川本体がアスキーメディアワークス原作のアニメ製作に関与するのは珍しい。「シュタゲ」のような形態のアニメも珍しい。主導4枠以外にも積極的に関与していこうという方針に変わったのかも。
・とちぎの「そらおと1期」は提供表示がないらしいので番販ぽいけど劇場版のCMが流れたりしたらしいので、純粋な番販なのかは不明。

③キングレコード(スタチャ・MM制作部)

・Dororonえん魔くんメ~ラめら(主):TBS、MBS、テレビ愛知、TVQ
・電波女と青春男(主):TBS、MBS、CBC、BS-TBS
・ユルアニ(主?):日テレ、読売テレビ、福岡放送
・よんでますよアザゼルさん+変ゼミ(関):MX、MBS、BS11
・DOGDAYS(関):南4、群馬、とちぎ、MBS、CBC、BS11
・スタチャまにあTVリピート(主(再)):tvk
・ネギま(主再):MX
・ドラゴンクライシス(主再):日テレ

・今期大変動。これまでは原則としてテレ東系スタチャ枠(系列6局)とU局スタチャ枠(南4サンKBSテレビ愛知(+BS11))だったのが今期は両方とも無く、替わってMBSを主軸とする2枠に。U局スタチャ枠は復活する可能性がありそうだけど(その際、サン+KBS→MBSとかはありそう)、テレ東系スタチャ枠についてはテレ東と縁が切れた感じなので復活はしばらくなさそう。
・日テレ系深夜アニメは提供表示が出ないらしいので純粋な番販なのか何らかの形でお金が流れているかは不明。
・「ドラクラ」も提供表示がないらしいけど日テレ版はアイキャッチや予告が変わっているらしいことや日テレが自発的に購入を決めたとは考えにくいことからして、何らかの形でスタチャから日テレにお金が流れているか番販としても無償もしくは著しい廉価で販売している気がする。

④メディアファクトリー

・緋弾のアリア(主):TBS、MBS、CBC、MBCBS-TBS
・まりあほりっくあらいぶ(主):テレ東、TVO、テレビ愛知、RKK
・シュタインズゲート(関):南4、サン、テレビ愛知
・俺たちに翼はない(関):MX、チバ、テレ玉、サン、三重岐阜
・バカとテストと召喚獣1期(主旧):BBC、BS-J
・創聖のアクエリオン(主継):MX、BS11

・新作についてはすべて東名阪地上波オンリー(番販除く)で変動なし。
・旧作については変動あり。かつてはテレ東系全日帯アニメとBS-J抱き合わせ等の例外を除けば新作旧作にかかわらず全然BS放送しなかったけど、今年に入ってから2期(的なもの)が控えている「アクエリオン」「バカテス1期」と2本スポンサー付きでBS放送。

⑤ポニキャ

・戦国乙女~桃色パラドックス~(主):テレ東系6局
・花咲くいろは(主):MX、チバ、テレ玉、ytv、中京テレビ、北日本放送、テレビ金沢
・アスタロッテのおもちゃ(主):南4、サン、KBS、テレビ愛知
・星空へ架かる橋(関):MX、チバ、テレ玉、サン、テレビ愛知
・Rio-Rainbow Gate(主再):tvk、BS11
・探偵オペラミルキィホームズ(関再):tvk、テレ玉
・戦国BASARA(関再):MX
・ぬらりひょんの孫1期(関再):MX、BS11

・新作は東名阪オンリー時々やや拡大という原則に変動なし。「戦国乙女」はパチンコ絡み、「花咲くいろは」は地元絡みでの単発的な拡大とみるのが多分妥当。
・旧作再放送は増えてきている気がする(非効率だけど)。

⑥バンダイビジュアル

・TIGER&BUNNY(主):MX、MBS、BS11
・テイルズオブジアビス(主再):BS11
・キスダムR(主再):BS11
・マクロスF(主継再):tvk

・MXとBS11が主軸という原則に変動なし(「T&B」はMBS製作なので+MBS)。

⑦ジェネオン

・神のみぞ知るセカイⅡ(主):テレ東系6局
・そふてに(主):南4、サン、テレビ愛知
・灼眼のシャナⅡ(主再):MX、MBS
・とある魔術の禁書目録1期(主旧):とちぎ

・東名阪地上波オンリーでテレ東系に限り系列6局になることがあるという大原則には変動なし。
・UHFアニメで非電撃原作の場合は南4サンKBSテレビ愛知という原則については今期変動あり。「そふてに」はKBS削減。「もっとToLOVEる(2期)」の例からすると他局より重要度が低いというのもありそうだし、代理店がクオラスではなく創通だったという影響もあるかも(クオラスだから絶対にKBSで放送されるというわけではないし、創通だからKBSでは放送されないというわけでもないけど、角川書店のU局系クオラス枠と創通枠をみてると代理店の影響というのはありそうな気がする)。

⑧MMV

・星空へ架かる橋(主):MX、チバ、テレ玉、サン、テレビ愛知
・俺たちに翼はない(主):MX、チバ、テレ玉、サン、三重岐阜

・いつも通り。

⑨東宝

・30歳の保健体育(主):MX、BS11
・「C」(主):フジ、関テレ、東海テレビ、さくらんぼテレビBSフジ
・ぬらりひょんの孫1期(主再):MX、BS11

⑩アスキーメディアワークス

・電波女と青春男(関):TBS、MBS、CBC、BS-TBS
・アスタロッテのおもちゃ(関):南4、サン、KBS、テレビ愛知
・灼眼のシャナⅡ(関再):MX、MBS
・とある魔術の禁書目録1期(関旧):とちぎ

・基本的に主導せず関与するだけ。そのため放送局選択にどの程度の影響力があるのか不明。

⑪フロンティアワークス

・シュタインズゲート(主):南4、サン、テレビ愛知
・StarrySky(主継):MX、サン

2011年4月期BS11ANIME+。

木曜24:00枠:「創聖のアクエリオン(再)」(継続)

金曜23:00枠:「Rio RainbowGate!(再)」
金曜23:30枠:「よんでますよ、アザゼルさん。」+「変ゼミ」
金曜24:00枠:「30歳の保健体育」+「いのこり!30歳の保健体育(実写)」
金曜24:30枠:「テイルズ オブ ジ アビス(再)」

土曜23:00枠:「キスダムR(再)」
土曜23:30枠:「DOG DAYS」
土曜24:00枠:「ぬらりひょんの孫1期(再)」(継続)
土曜24:30枠:「TIGER & BUNNY」

・本来の8枠+臨時1枠で計9枠。
・新作3.5本+旧作再放送5本+非アニメ0.5本。

・「アクエリオン」は木曜23:00枠から移動。
・「Rio~」再放送は理解不能。5月22日イベントの宣伝目的とすれば不合理。
・「アザゼルさん+変ゼミ」はスタチャ。U局スタチャ枠ではなく「ヨスガノソラ」のような単発型。おそらく規制が緩い局でないと放送できないタイプ。
・「30歳の保健体育」はおそらく規制が緩い局でないと放送できないタイプ。
・「テイルズ~」は5月19日3DS版発売にあわせた宣伝目的。
・「キスダムR」はBD-BOX発売にあわせた宣伝目的。
・「DOG DAYS」はアニプレ。いつものアニプレ枠。
・「TIGER&BUNNY」はおそらく東名阪地上波ではリスクが高すぎるという判断の結果。
・追記予定。
プロフィール

Author:stuvw

民放4局以下地域在住。
アニメ視聴はBSなどで。

https://twitter.com/stuvw22

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