メモ(改訂1)。

韓国憲法裁判所2015年6月25日決定(韓国憲法裁判所HP)

・韓国語は読めないので現時点では基本的にGoogle翻訳頼り。

・「児童・青少年の性保護に関する法律」旧8条2項(営利目的配布等。現在は11条2項)及び旧8条4項(配布・公然展示等。現在は11条3項)における児童・青少年利用淫乱物(=児童ポルノ。定義は「児童・青少年として」と「認識することができる人や表現物」の間に「明らかに」を追加する改正の前の旧2条5号)のうち、「児童・青少年として認識することができる人や表現物が登場してその他の性的行為をする内容を表現すること」の部分は韓国憲法に違反しない、という決定(合憲5:違憲4)。

(1)明確性の原則に関連する部分

・「"児童・青少年として認識することができる"とは、性的行為の主体や対象者または表現物が児童や青少年として認識されるのに十分な程度のものであることを知ることができる。」

・「"児童・青少年として認識することができる人"は、単に登場する人が若く見えまたは大人が児童・青少年のように服を着たり扮装したりした程度にとどまるのではなく、通常の常識を持った一般人の立場から、全体として、その外見、身元、登場人物間の関係、その人を登場させて各種の性的行為を表現した画像や映像など媒体物の制作動機と経緯などを総合して見たときに、実際の児童・青少年と誤認するのに十分な程度の人が登場する場合を意味すると見なければならない。」

・決定文中でも触れられている大法院2014年9月24日判決大法院2014年9月26日判決(及び大法院2014年9月25日判決)と比べてみると、用いられている文言に多少違いはあるものの本質的に大きな差はない。

・「"児童・青少年として認識することができる表現物"とは、"表現物"の描写程度や外観だけをもって判断するのではなく、全体として、これらの表現物を登場させて各種の性的行為を表現した画像や映像など媒体物の制作動機と経緯、表現された性行為のレベル、登場人物間の関係、全体的な背景やストーリー、淫乱性などを総合して判断しなければならない。」

・「これらの表現物を利用して、審判対象条項で定めた性的行為を表した児童・青少年利用淫乱物が児童・青少年を対象にした異常性欲を起こすのに十分な行為を含んでいて児童・青少年を対象にした性犯罪を誘発するおそれがあるレベルのものに限られると見るならば、裁判官の??や??に伴う補充的な解釈によって判断基準が具体化されて解決されることができるので、単に「表現物」の部分の文言の意味の広汎性や抽象性だけをもって処罰される行為を予測することができないとして明確性の原則に違反すると見ることはできない。」

・児童・青少年を対象にした異常性欲を起こすのに十分な行為を含んでいて、児童・青少年を対象にした性犯罪を誘発するおそれがあるレベルのもの、はいくらでも広く解釈することも狭く解釈することも可能で、基準を示していないに等しい。

(3)過剰禁止の原則(比例原則)に関連する部分

・この決定理由だと、法定刑の上限だけが決まっている旧8条2項及び旧8条4項とは異なり法定刑の下限が決まっている旧8条1項(製造・輸入・輸出。5年以上の懲役。現在は11条1項で無期または5年以上の懲役)については평등원칙(平等原則)との関係で異なる判断が出る可能性も。
 
・続く。
プロフィール

Author:stuvw

民放4局以下地域在住。
アニメ視聴はBSなどで。

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