メモ。

ロシアの話。

http://japanese.ruvr.ru/2014_03_03/129351583/
http://itar-tass.com/spb-news/1016878(イタルタス通信の記事)。
http://www.ligainternet.ru/news/news-detail.php?ID=4458(安全なインターネット連盟のプレスリリース)。

上記から分かること。

・裁判所はヴォログダ市裁判所(地裁相当)。判決日は2月21日。
・適用法条はロシア刑法242.1条(児童ポルノの頒布)。
・6本のアニメのタイトル等に関する情報なし(→写実的と言えるようなものだったかどうかは記事からは不明)。

補足。

・ロシアは性的搾取及び性的虐待からの児童の保護に関する欧州評議会条約を批准(2013年12月1日ロシアについて発効)しているので、「非実在の児童の似せて作られた表現または写実的なイメージ」(simulated representations or realistic images of a non-existent child)についても児童ポルノに含まれるはず(20条3項に基づき製造・所持との関係では留保しているけれど頒布には影響しない)。

補足2。

ロシアといえば、同性愛パレードを不許可としたのはヨーロッパ人権条約11条違反及び11条とあわせた14条違反としたヨーロッパ人権裁判所2010年10月21日判決(特に78~79、86段落)からすれば10条違反とされることは確実であるにもかかわらず、また、同性愛について未成年者に宣伝することを違法とするロシアのリャザン州法が人権B規約26条とあわせて読む19条に反するという自由権規約委員会見解を出されたにもかかわらず、いわゆる同性愛宣伝禁止法(未成年者の健康及び発達に有害な情報から未成年者を保護する法律5条2項4号や行政的違法行為法6.21条などのこと)を制定して実際に適用しているくらいで、少なくとも国際的な基準からみれば表現の自由等は実質的にみて保障されていないと言って過言でない。

なお、ロシアの同性愛宣伝禁止法と改正東京都青少年健全育成条例のうち近親相姦類型(血縁関係のある者との性交に関する部分を除く)は、自分たちが気に入らない思想・表現について「不健全」「青少年の健全な育成を害するおそれがある」などと称して規制するという本質はまったく同じ。東京都といえば、同性愛者差別事件として有名な府中青年の家事件(東京高裁平成9年9月16日判決・判例タイムズ986号206頁)も起こしているしロシアとは似た者同士。
プロフィール

Author:stuvw

民放4局以下地域在住。
アニメ視聴はBSなどで。

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